Lesson2(P.12)
電子と陽子
- 電子あるいは陽子は我々が電荷と呼んでいる一定量の電気を帯びています。
- 1個の亜原子粒子は、どれほどの電気を帯びているのだろうか?
- 1つの小さな光をつけるのにとても多くのこれらの小さな電荷を必要とするが、その数はとても長くなるので、その数を書きとめておく事はとても困難になるだろう。
- その代わり、我々は1つの陽子または1つの電子の電荷を1という数によって呼ぶ事にします。
- 正の陽子の電荷に対し、我々は、それはプラス1であると言い、そしてそれを+1と書きます。
- 1つの電子の電荷は負であるがそれはマイナス1であり、我々はそれを−1と書きます。
- 電子は重い物ではありません。
- 1つの場所から他の場所へ移動するのは簡単です。
- しかし、陽子はより多くの質量を持ち、そして移動するのは難しい。
- 我々が持っている電力の大部分は、電灯の電力のような物であり、移動する電子からやってくるものである。
- それはどのように働いているか見る事にしましょう。
- 普通の状態では、1つの原子の中には陽子と同数の電子があります。
- このようにして、1片の琥珀は、その陽子からくる正の電気と、その電子からくる負の電気の両方でいっぱいに満ちているといっても可能である。
- それらは、均衡が取れているので、我々は、琥珀全体が電気を帯びていないといいます。
- さて、琥珀を布でこすってみなさい。
- いくつかの電子は琥珀から布に来る。なぜならば、電子は移動しやすいからです。
- 布でこすられた琥珀は、電子を加えてバランスの均衡を保つ為、これ以上陽子を持たないでいようとする。
- 負の電荷が琥珀の上に現れます。
- 負の電荷は、琥珀の上で陽子によって均衡のとれていない、これらの付け加えられた電子であります。
- そして、その布はその電子のいくつかを琥珀の方へ失ったが、いまやバランスの取るべき電子のない陽子を持っています。
- その布地は、いまや正の電荷を帯びています。
- ガラス棒が、絹でこすられた時、電子の中には(しかし陽子はそうしないが)ガラスから布地に移動します。
- ガラス棒は、いくつかの電子が欠けます。
- すなわち(ガラス棒の)陽子が電子によってバランスがとれているわけではない。
- 今やそのガラス棒は正の電荷を帯びています。